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2009年の読書 [本]

読書は趣味というよりは、もはや生活の一部になっています。
とは言え読むスピードが遅いので、一応年間100冊を目標にしていまして、
昨年は115冊読めたようです。

昨年の読書テーマは、実は太宰治と『カラマーゾフの兄弟』でした。
『カラ兄』はなんとか読了できましたが、太宰は結局3冊しか読めず、
こちらは引き続き今年もテーマにしたいと思います。

昨年読んだ本のマイランキングを作ってみようと思いましたが…、
意外と内容を忘れている本も多く、考えるのが結構難しかったです。
実は昨年初めてモームを読み、ものすごく自分に合っていることがわかりました。
もし大学に入り直すことができたら、英米文学を専攻して、モームの研究をしたいくらい。
そんなわけで、2009年いちばん印象に残った本は、モームの『お菓子と麦酒』に決定です。
次点もやはりモーム『月と6ペンス』。ポーの岩波の短編集も素晴らしかったです。
現代作家では、宇江佐真理『深川にゃんにゃん横丁』、小路幸也『わたしとトムおじさん』、
そして今更ですが、東野圭吾『容疑者Xの献身』がおもしろかったです。

今年は太宰と、昨年積んだままで終わってしまった『1Q84』を近いうちに読むことにし、
好きなミステリも多くなると思いますが、オースティンとスタンダールを読めたらいいなあと思います。

利用中の「読書メーター」で、2009年の読書をまとめられる機能がありましたので、
ちょっと使ってみようかな、と軽い気持ちでデータ生成したところ、膨大な量になってしまい、
次数制限をオーバーしてしまったため、画像なしのデータしかUPできませんでした…。
字ばっかりになりますが、一応以下載せておきます。
2009年の読書メーター
読んだ本の数:115冊
読んだページ数:39358ページ

■Re-born はじまりの一歩
読了日:01月03日 著者:伊坂 幸太郎,瀬尾 まいこ,豊島 ミホ,中島 京子,平山 瑞穂,福田 栄一,宮下 奈都
http://book.akahoshitakuya.com/b/4408535257

■終りなき夜に生れつく
読了日:01月06日 著者:アガサ・クリスティー
http://book.akahoshitakuya.com/b/4151300953

■押入れのちよ
読了日:01月08日 著者:荻原 浩
http://book.akahoshitakuya.com/b/4104689025

■捜査官ガラーノ (講談社文庫)
読了日:01月11日 著者:P. コーンウェル
http://book.akahoshitakuya.com/b/406275813X

■一瞬の風になれ 第二部
読了日:01月16日 著者:佐藤 多佳子
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062136058

■借金取りの王子
読了日:01月19日 著者:垣根 涼介
http://book.akahoshitakuya.com/b/4104750026

■こころげそう 男女九人 お江戸恋ものがたり
読了日:01月23日 著者:畠中 恵
http://book.akahoshitakuya.com/b/433492591X

■一瞬の風になれ 第三部 -ドン-
読了日:01月28日 著者:佐藤 多佳子
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062136813

■風が強く吹いている
読了日:02月11日 著者:三浦 しをん
http://book.akahoshitakuya.com/b/4104541044

■モダンタイムス (Morning NOVELS)
読了日:02月18日 著者:伊坂 幸太郎
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062150735

■戸村飯店青春100連発
読了日:02月20日 著者:瀬尾 まいこ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4652079249

■手紙 (文春文庫)
読了日:02月22日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167110113

■黄金虫・アッシャー家の崩壊 他九篇 (岩波文庫)
読了日:02月28日 著者:ポオ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4003230639

■あしたの虹
読了日:03月01日 著者:ぱーぷる (瀬戸内 寂聴)
http://book.akahoshitakuya.com/b/4620107301

■インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)
読了日:03月04日 著者:加藤 実秋
http://book.akahoshitakuya.com/b/4488017126

■国境の南、太陽の西 (講談社文庫)
読了日:03月07日 著者:村上 春樹
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062630869

■遠ざかる家
読了日:03月11日 著者:片山 恭一
http://book.akahoshitakuya.com/b/4093862168

■とっても不幸な幸運 (双葉文庫 は 18-1) (双葉文庫)
読了日:03月15日 著者:畠中 恵
http://book.akahoshitakuya.com/b/4575511870

■オーデュボンの祈り (新潮文庫)
読了日:03月19日 著者:伊坂 幸太郎
http://book.akahoshitakuya.com/b/4101250219

■つくもがみ貸します
読了日:03月25日 著者:畠中 恵
http://book.akahoshitakuya.com/b/4048737864

■インディゴの夜 チョコレートビースト (ミステリ・フロンティア)
読了日:03月27日 著者:加藤 実秋
http://book.akahoshitakuya.com/b/448801724X

■そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
読了日:03月30日 著者:アガサ クリスティー
http://book.akahoshitakuya.com/b/4151300805

■深川にゃんにゃん横丁
読了日:04月01日 著者:宇江佐 真理
http://book.akahoshitakuya.com/b/4104422045

■青空の卵 (創元推理文庫)
読了日:04月04日 著者:坂木 司
http://book.akahoshitakuya.com/b/4488457010

■モーニング Mourning
読了日:04月06日 著者:小路 幸也
http://book.akahoshitakuya.com/b/4408535265

■証し (幻冬舎文庫)
読了日:04月09日 著者:矢口 敦子
http://book.akahoshitakuya.com/b/434441120X

■イン・ザ・プール (文春文庫)
読了日:04月11日 著者:奥田 英朗
http://book.akahoshitakuya.com/b/416771101X

■陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
読了日:04月13日 著者:伊坂 幸太郎
http://book.akahoshitakuya.com/b/4396332688

■デモナータ 8 狼島 (デモナータ 8幕) (デモナータ 8幕)
読了日:04月15日 著者:Darren Shan
http://book.akahoshitakuya.com/b/4092903286

■喋々喃々
読了日:04月24日 著者:小川 糸
http://book.akahoshitakuya.com/b/4591108406

■野菊の墓―他四編 (岩波文庫)
恋とは純粋なもの。純粋でなければならないもの。清らかな思いは、忘れ去られそうになっている恋の本質を呼び起こさせるよう。
読了日:04月26日 著者:伊藤 左千夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1668902

■恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇 (岩波文庫)
人間の強さと愚かさは紙一重であることをまじまじと実感。過酷さや悲哀の中にも舞台演出のような華を見出せる。「藤十郎の恋」や「俊寛」等、歌舞伎ファンの興味をそそる。
読了日:05月01日 著者:菊池 寛
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1714097

■トライアングル
読了日:05月05日 著者:新津 きよみ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4048738658

■世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)
著者の新作長編発売に向け、14年振りに再読。村上春樹らしいともらしからずとも言える、SFやファンタジーの要素を盛り込んだふたつの世界が交互に進行。記憶と意識、その改変と隠匿、接点を見出せそうで見出せないまま、いくつかのキーワードを残し、物語は下巻へと続く。
読了日:05月09日 著者:村上 春樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1799881

■世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)
自我の喪失への恐怖、自己の構築への希望。どこにも行き着く先がないと知ったとき、人はどうするか。意外な方向に進む物語に、思わず人生の終焉について考えを巡らせてしまった。近い将来、ここで描かれている事柄が実際に起こっても、何ら不思議ではないような気がする。
読了日:05月12日 著者:村上 春樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1830609

■赤い指
高齢化社会、在宅介護、引きこもり、小児性愛等、現代社会が内包する問題を浮き彫りにさせる、社会派な推理小説かと思いきや、自己本位な登場人物が多く、読了感はひどく嫌なものであった。(とは言え、東野圭吾を非難するつもりは毛頭ございません。ミステリとしては面白かったし、何より妻・八重子の憎々しいまでのダメ親ぶりがリアルで、描写力の凄さを感じました。)
読了日:05月13日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1839555

■四畳半神話大系
もしもあの時こうしていれば…、果たして結果は…?これだけ同じモチーフが繰り返されると、少々飽きる。
読了日:05月16日 著者:森見 登美彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1870007

■月と六ペンス (光文社古典新訳文庫 Aモ 1-1)
哀しくも美しき情熱の人。破天荒でトラブルメーカー、それでも愛すべき人物。ポール・ゴーギャンをモデルに、ある画家の半生を描いた作品。生命の輝き、儚さ、美しさを教えてくれる秀作。今年読んだ本の中ではナンバー1。
読了日:05月20日 著者:モーム
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1902469

■女が読む太宰治
太宰治の魅力については今更教えてもらうまでもない、と思いきや、ほとんど作品を読んでいないという事実に愕然。太宰入門の指南書程度に本書を手にしたが、ここで太宰を語る十二人の女性を虜にしているその魅力自体に惹きつけられた。『人間失格』『グッド・バイ』『女生徒』『ヴィヨンの妻』、どれもすぐに読んでみたくてたまらない。
読了日:05月21日 著者:佐藤江梨子,山崎ナオコーラ,西加奈子,雨宮処凛,津村記久子,辛酸なめ子,平安寿子,井上荒野,太田治子,高田理恵子,香山リカ,中沢けい
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1917359

■真珠夫人 (文春文庫)
愛憎と欲望の渦に巻き込まれながらも、その美しさと聡明さで、男たちを手玉に取って生きる魔性の女・瑠璃子。彼女に翻弄される男たちが愚かなのか、男たちを翻弄する彼女が哀れなのか。復讐による復讐が新たな犠牲を生み続ける、限りなくドラマチックな娯楽小説。菊池寛のエンターテイメント精神に拍手。文春文庫の装画は蕗谷虹児、解説は川端康成。
読了日:05月26日 著者:菊池 寛
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1956602

■マイ・ブルー・ヘブン―東京バンドワゴン
昭和のホームドラマのような人気シリーズの最新刊は番外編。お馴染みの登場人物は少ないながらも、人情味溢れる作風は健在で、人の優しさ、温かさに、ほっと和ませられる。自宅が古本屋という設定が、何とも羨ましい。
読了日:05月28日 著者:小路 幸也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1976953

■本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
金田一耕助初登場作の「本陣殺人事件」他2編を収録。作品の書かれた時代を考慮しないと感覚が掴めない部分はあれど、事件と真相の完璧さ、個性的な登場人物等、現代のミステリ小説に引けを取らない面白さで、古臭さを感じさせない。
読了日:06月02日 著者:横溝 正史
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2026192

■犬たち
支配、権力、暴力、どれも関わりたくはないもの。それらが唐突に進入してきたとき、混沌と化していく環境の中、その混沌を秩序だと思い込み、その力に依存し、抜け出せなくなっていくことのおぞましさ。欲しくはないのに求めてしまう矛盾を抱え、自ら抜け出す方法はひとつしかなかったのか。心身の疲労時に読むと、ひどくダメージを受ける。
読了日:06月04日 著者:レベッカ・ブラウン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2044666

■ぼんくら〈上〉 (講談社文庫)
宮部みゆきの時代小説は親切。時代背景や当時の暮らしの説明が、嫌味にならない程度に入っているので分かりやすく、話の腰を折らないので、本文にも影響がない。その上、面白いことが分かっているので、安心して読める。あまり難しく考えずに読め、疲れたときに求めたい娯楽にも最適。
読了日:06月07日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2075519

■ぼんくら〈下〉 (講談社文庫)
浄瑠璃の世界では、恋に狂う女は人ではない。鬼であり蛇であり、人を超越した存在である。本来弱い立場にある女性をここまで駆り立てるものは、純粋な恋心でもあり、嫉妬心でもある。どれほどの月日を経ても変わることのない心、月日が経てば経つ程に濃さが増し、自らの原動力にもなり得る思い。その反面、人間は弱く儚く寂しいものだということが、必然的に感じられる。
読了日:06月09日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2100113

■君と一緒に生きよう
飼い主に見放されてしまった犬たちの、里親と巡り会えるまでとその後を綴ったドキュメント。犬には感情があり、意思があり、個性がある。いらないからと言って捨ててよい物ではない。人間同様に彼らの命を預かることができなければ、犬など飼ってはいけない。少し考えれば分かることが何故できないのか。読んでいて辛く、何度も涙が滲んだ。彼らのうちの一頭でも多くが、どうか幸せな未来へ羽ばたけますように。
読了日:06月10日 著者:森 絵都
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2112562

■W/F ダブル・ファンタジー
「官能」を売りにしているはずが、その場面に力が入りすぎているせいか、却って冷めていく気配が漂った。主人公の脚本家という職業を、もう少し掘り下げてもらえれば、違う視点から物語を見られたのではないかとも思う。思いがけない香港の描写は、香港好きには嬉しい。
読了日:06月13日 著者:村山 由佳
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2142326

■ヴィヨンの妻 (新潮文庫)
『ヴィヨンの妻』浮気をし借金を作る夫の代わりに働く妻。しかし犠牲ではない。悲観的でもない。あるがままを自然に受け入れ、苦労の絶えない妻の方が、奔放に遊び歩く夫の何十倍も幸せに見える。夫は虚勢を張らなければ生きていけない。男は哀しく女は強い。『トカトントン』緊迫した場面に突如響き渡る間抜けな金槌の音。誰しもが聞いたことがあり、また人生に必要な音。私も自分だけのトカトントンを持っている。
読了日:06月16日 著者:太宰 治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2178195

■説きふせられて (岩波文庫)
結婚が自分の意思だけではできなかった時代。零落しつつある貴族の家に生まれたアン、我の強い姉や妹と比較しても淑やかで優しく家庭的、美しい外見も持っているのに軽んじられがち。元恋人と再会するも中々発展を見せず、あらゆる面でひどく幸が薄い。彼女に同情するも、思い切りの良くない姿勢に若干苛立ちながら、ラストに向けての急展開でようやく物語的に満足。奥ゆかしさも、度を過ぎると卑屈にさえ見えてくる。
読了日:06月19日 著者:ジェーン オースティン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2221369

■隅の老人の事件簿 (創元推理文庫 177-1 シャーロック・ホームズのライヴァル)
コナン・ドイルに触発され「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」として登場した多くの推理小説、中でも「安楽椅子探偵」の先駆ともなった本シリーズ。モチーフやトリックは、さすがに簡素で古臭いと言えないこともないが、筋道立った事件と謎解きには、納得せざるを得ない感がある。最終話で大きなどんでん返しと謎を残しているのも魅力。20年後に続編が刊行されているが、国内ではほとんど読むことができないのが残念。
読了日:06月24日 著者:バロネス・オルツィ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2268133

■新樹の言葉 (新潮文庫)
太宰自身の薬と自殺未遂からの脱却、再生を目指した時期に書かれた短編集。そんな背景もあってか、随所に見える人間の儚さからは、却って生への執着を感じられる。刹那的とも言える美意識や、喪失を恐れない覚悟は、人間の存在そのものを超越したかのようで、太宰治という人間が、ほんの少しだけ分かった気がした。結末の寂寥感が清々しい表題作『新樹の言葉』、秘められた恋の忘れえぬ激しさを思う『誰も知らぬ』が好き。
読了日:06月29日 著者:太宰 治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2324519

■告白
娘を殺された女性教師が仕掛ける思わぬ復讐とその影響を、被害者、加害者、関係者たちの「告白」という形式で綴られる連作。だが、第二章以降はどれも「言い訳」に思えてしまい、自己顕示欲の強い登場人物たちに嫌気がさしてくる。第一章が作者のデビュー作とあって、他の章と比べると遥かに完成度が高く、短編のまま世に送り出していた方が良かったのではないか。ラストへ向けての減速感も否めず、陳腐な終わり方となってしまった。しかしながら、決して「つまらなかった」という感想も漏らせない。
読了日:07月01日 著者:湊 かなえ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2335943

■お菓子と麦酒 (角川文庫)
少年時代の主人公が出会った、風変わりな作家とその美しき妻。様々な人物との出会いを通じ、早熟な少年時代を終える彼が気付く恋心。温かな眼差しでの回顧録は、舞台となった街や登場人物たちに親しみを覚えさせ、衝撃的な展開をも自然の流れとして受け止めざるを得なく感じさせる。過去が美しく思えるのは、それが完璧な思い出として記憶されていることと、今でもそれと上手に付き合えるからなのかもしれない。
読了日:07月05日 著者:サマセット・モーム
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2376023

■時を刻む砂の最後のひとつぶ
この作家は現代の恋愛小説の名手だと思っていたし、今でも思っている。こってりした甘さと、身を引き裂かれる程の切なさがリアルで、擬似恋愛を体験しているかのような作風が魅力だった。それらを内面へ掘り下げたら、本書が生まれたのかもしれない。甘くても切なくても、愛は全て狂気を内包している。人を愛することは、美しく尊い。しかしそれ以上に、恐ろしい。愛の自己制御は難しい。
読了日:07月06日 著者:小手鞠 るい
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2396669

■インディアナ、インディアナ
現実と幻想の狭間にたゆたうような感覚。近づいたり遠ざかったり、目的地に中々辿り着けない。観念的、抽象的でありながら、行き着くべきところがきちんと分かっていて、読了後にはひとつの物語として組み立てられている、不思議な小説。柴田元幸氏の詩的で美しい翻訳文が、物語の世界に融合し、更なる余情感を生む。
読了日:07月09日 著者:レアード・ハント
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2426346

■廃墟建築士
突飛な設定が、いかに自然に読者に受け入れられるかは、著者のセンスにかかってくるであろう。建物の7階を撤去したり、廃墟を設計したり、図書館を調教したり、蔵を守ったりと設定は面白いものの、どれもやはり非現実性は否めず、心から物語に入っていけないため、読書中はどこか一歩下がって傍観している気分になっていた。自分に合わない作家を発見するのも、読書の効果のひとつだと思う。
読了日:07月11日 著者:三崎 亜記
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2433335

■夜の姉妹団―とびきりの現代英米小説14篇
柴田元幸氏が厳選した、12名の英語圏の作家の短篇集。英語圏で書かれた現代小説であること以外に共通点はないとあとがきで述べられているが、それぞれの作品が相互作用するような、どことなく似通った雰囲気が流れている。どの作品にも共通して、痛々しさを感じた。身体的、精神的な痛みであると同時に、感覚的な痛み。しかし全てが負の要素というわけではなく、可笑しさや皮肉に富んだ作品もあり、飽きずに楽しめた。スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウンも収録。
読了日:07月15日 著者:スティーヴン ミルハウザー,ミハイル ヨッセル,スチュアート ダイベック,レベッカ ブラウン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2471627

■ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)
「ジキルとハイド」という言葉は、二重人格の代名詞として独り歩きする程に周知されているが、原作はミステリ色が強く娯楽性にも富み、(根拠は薄いにしても)科学的な理由付けまでされており、様々な側面から楽しめる小説だった。人間は誰しも善悪の両面を持っているが、どちらをどこまで表面化させるか、また押さえ込んだ感情をどう処理するか、譲歩すべき程度を学習しなければならない。ジーキル博士の例は極端ではあるが、悪(又は善)の面がストレスとなり、顕在化する恐怖を常に忘れてはならない。
読了日:07月19日 著者:スティーヴンソン,田中 西二郎,Robert Louis Stevenson
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2509145

■少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)
様々に張り巡らされた伏線が、ラストに向けてどんどんと繋がっていくのには、爽快感すら覚えた。ミステリではあるものの、それ以上に女子高生たちの自我について考えさせられた。自意識を持つことで情熱を失ってしまうこと、他人に合わせるという防御策によって安心感を得ること、他者と差別化を図ることで自己を誇大に見せようとすること。この世代を通過してきた者には身に沁みて気持ちは分かれど、決して賛成できない生き方であることを知るのは、後の世代になってからであることも、今の自分には分かる。
読了日:07月20日 著者:湊 かなえ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2545216

■シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)
優れた洞察力と行動力、芸術的とも言える変装術で、風変わりな事件を次々と解決していく、爽快な連作ミステリ。あまりにも有名な名探偵ホームズの人物像を掴むことができるのも魅力。事件やトリックは似通ったテーマが多く、ミステリを読み慣れていればトリックに気付くこともしばしばだが、推理小説史の中核を成すべき威厳と重厚さが感じられ、現在でも世界中で愛好されている事実にも頷ける。
読了日:07月26日 著者:コナン・ドイル
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2595808

■カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)
作品の予備知識は多少あったが、読み始めてみると意外と面白く、すらすらとページが進んだ。三者三様のカラマーゾフ家の三兄弟と、好色で道化者の父フョードル、彼らに関わる女性や友人たちを巡る物語で、1巻ではまだ事件らしい事件は出てこないが、今後の展開に期待を抱かせる。新訳は読みやすく、情景がするすると頭の中に入ってくる。
読了日:07月31日 著者:ドストエフスキー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2651007

■カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)
カラマーゾフ家の次男イワンが語る「大審問官」。劇中劇のような形を取るも、ドストエフスキーの心情がよく表れている箇所。読み解く前提として、神や宗教を信じ、それらを身近に置く生活が日常であるべきなのかもしれない。最終的に、結局「神」とは何であるかが分からなくなってきた。自分自身特定の信仰は持たないが、宗教といえば仏教が身近なので、その差を理解するのに苦労したのかもしれない。ゾシマ長老の伝記は、実人物のものかと思えるほどのリアリティさが興味深い。
読了日:08月07日 著者:ドストエフスキー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2775931

■すーちゃん (幻冬舎文庫 ま 10-2)
30代未婚女子なら絶対共感できるはず。あまりにもリアルな日常描写に反したほのぼのとしたイラストが、かえって切なさを誘う。良いところも悪いところも、好きなところも嫌いなところも、全部ひっくるめて自分。自分を肯定してあげないと、幸せはやって来ない。
読了日:08月13日 著者:益田 ミリ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2785220

■カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)
様々な混乱を来しつつ、物語は大きく動き出す。目に見えるものが真実なのか、隠された真実が存在するのか、善悪の判断が曖昧となり、読者が信ずべきものは一体何なのか、大きな疑問を抱えつつ、事件は次巻へと引き継がれる。
読了日:08月15日 著者:ドストエフスキー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2815155

■カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)
何が真実でどこまでが虚偽か、誰を信じたら良いのか。明記されていることも全て疑ってしまい、読めば読むほど分からなくなってくる。恐らく本書内で真実が語られることはないのであろう。もどかしいながらも、この長い物語がどのように収束していくのか、エピローグに期待。
読了日:08月21日 著者:ドストエフスキー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2878924

■カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫) (光文社古典新訳文庫)
「『カラマーゾフの兄弟』は、あくまで未完の物語である。」壮大なこの小説は、訳者亀山郁夫氏のこの一言に集約する。各登場人物がこの後どのような人生を歩んでいくかは、読者の想像に全て委ねられる。少年イリューシャの死を以って第一の小説が終了することは、純粋な時代が終焉を迎えたことの象徴にも感じられる。読了後、訳者の解題にて小説を振り返るのも、新たな発見があり面白い。
読了日:08月26日 著者:ドストエフスキー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2955366

■きょうの猫村さん 4
相変わらずの脱力ぶりに、単純で小気味良い笑いが加わり、元気が出る漫画。実は人生哲学が満載。
読了日:08月27日 著者:ほし よりこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2955493

■火の粉 (幻冬舎文庫)
こんな人物が本当にいるものかと、犯人像に現実味がなかったが、人物設定の細かい描写は見事。裁判官制度が開始された現在においては、冤罪を見極める難しさと重要性も強く感じた。
読了日:08月29日 著者:雫井 脩介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2955591

■異邦人 (新潮文庫)
「人間とは何か」今更ながらこの命題について考えを巡らせてしまう必然性がここにはある。最終的に帰するところが無だとすれば、現在の生は一体何であろうか。信ずべきもの、己の欲望に忠実であるもの、それらが分かったとき、人は真の幸福を手にするのであろうか。
読了日:08月31日 著者:カミュ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2966299

■霧が晴れた時 (角川ホラー文庫―自選恐怖小説集)
恐怖には様々な形がある。ここで語られる恐怖も様々。理由や原因が分からず、不可抗力な恐怖に追い立てられることほど、理不尽なものはない。作者のストーリーテリングの巧妙さに感服。
読了日:09月04日 著者:小松 左京
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3051902

■人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))
堕落は簡単、上昇は困難。欲望だけを追求して生きていけるのは、理想でもあり恐怖でもある。自らを人間失格と言い切る主人公は、太宰自身の投影に思えて仕方ない。
読了日:09月06日 著者:太宰 治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3051917

■贖罪 (ミステリ・フロンティア)
人は人の罪を裁くことはできず、赦すこともできない。しかし、その人自身を赦すことはできる。過去の衝撃に囚われたまま成長することができなくなった人たちに、本当に赦されるときはやって来るのだろうか。読書中はどの登場人物に対しても感情移入できないのに、読了後は満足感が得られる不思議な作家。
読了日:09月08日 著者:湊 かなえ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3052088

■夏の夜の夢・あらし (新潮文庫)
『夏の夜の夢』四人の男女と妖精たちが繰り広げるラブコメディ。トリックスターの代表格パックの存在がこの戯曲を面白くさせていることは、パックの登場シーンどれを取っても納得がいく。ハッピーエンドに向けて物語が収束していく様子も幸福感が漂い、美しい。『あらし』シェイクスピア最後の傑作と言われる戯曲。個性的で利己的な登場人物も多いが、純真無垢なミランダ、彼女と恋に落ちるファーディナンドの実直さが輝く。「吾らは夢と同じ糸で織られているのだ、ささやかな一生は眠りによってその輪を閉じる」この美しく有名な台詞が印象深い。
読了日:09月10日 著者:シェイクスピア,福田 恒存
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■チェーン・ポイズン
どんな風に読むべきか、戸惑う小説だった。終盤ようやく「ああ、こういうものか」と、作者の意図が分かった。その意外性という面が、何度も取り上げられている手法なので、あまり驚きがなかった。結局は他人と交流を持たなければ人は生きられない、人はひとりでは生きていけないということが、ストレートすぎるほどに描かれていることが、少々気恥ずかしい。
読了日:09月13日 著者:本多 孝好
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■中庭の出来事 (新潮文庫)
虚構と現実、その狭間がどこで明確になるのか、戸惑いながらの読了後は、自分が一観客であったことに気付かされた。
読了日:09月16日 著者:恩田 陸
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■デモナータ 9 暗黒のよび声
児童書とは思えない程の残忍な描写は賛否両論だろうが、スピード感のあるストーリー展開は映像を見ているような面白さ。クライマックスに向け、物語はどんどん加速する。
読了日:09月17日 著者:ダレン シャン
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■残される者たちへ
この著者でまさかこの設定はないだろうと思っていた。読書中に心地良さを感じられる柔らかな文体は好みだが、展開が中途半端で消化不良を感じた。
読了日:09月19日 著者:小路 幸也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3165498

■ディスカスの飼い方
読了日:09月20日 著者:大崎 善生
http://book.akahoshitakuya.com/b/4344016149

■ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)
読了日:09月22日 著者:加納 朋子
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062705834

■陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)
読了日:09月23日 著者:伊坂 幸太郎
http://book.akahoshitakuya.com/b/4396335210

■冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)
読了日:09月27日 著者:辻村 深月
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062758229

■冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)
読了日:09月28日 著者:辻村 深月
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062758237

■世界短編傑作集 1 (1) (創元推理文庫 100-1)
読了日:09月30日 著者:ウイルキー・コリンズ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4488100015

■むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)
読了日:10月01日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062635070

■砂の女 (新潮文庫)
呪縛のようにその家から離れることができない。これは運命か、偶然か。体にも心にも流れ込んで来る砂の恐怖は、読者にも襲い掛かる。巻末の2ページで、現実味を帯びた恐怖が最後にやって来る。
読了日:10月06日 著者:安部 公房
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3496126

■さまよう刃 (角川文庫)
読了日:10月10日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/b/4043718063

■予知夢 (文春文庫)
読了日:10月11日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167110083

■殺戮にいたる病 (講談社文庫)
読了日:10月14日 著者:我孫子 武丸
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062633760

■ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
読了日:10月18日 著者:辻村 深月
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062157616

■うつくしい人
自己を持てないことに対する焦燥感。女性なら誰しもその時期を迎え、自分なりの解決を見出せる。自然的な治癒や浄化を待つだけでも、自らの心を認識できることで、待つだけの価値がある瞬間でもある。
読了日:10月18日 著者:西 加奈子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3496246

■レイクサイド (文春文庫)
読了日:10月20日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167110105

■絶望ノート
読了日:10月23日 著者:歌野 晶午
http://book.akahoshitakuya.com/b/4344016734

■向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
読了日:10月24日 著者:道尾 秀介
http://book.akahoshitakuya.com/b/4101355517

■マリオネットの罠 (文春文庫)
読了日:10月27日 著者:赤川 次郎
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167262274

■インディゴの夜 ホワイトクロウ (ミステリ・フロンティア)
読了日:11月05日 著者:加藤 実秋
http://book.akahoshitakuya.com/b/4488017525

■ふたつめの月
退屈な日常も少し視点を変えるだけで、見えなかったものが見えるようになる。謎はいつも身近に存在するのかもしれない。解き明かしてはいけない謎も、そこには存在する。
読了日:11月06日 著者:近藤 史恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3698296

■容疑者Xの献身 (文春文庫)
読了日:11月08日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167110121

■Wish
読了日:11月11日 著者:小手鞠 るい
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■厭な小説
厭なことばかりがもたらされる。それも、決定的に「厭」と断言できるものではなく、何となく厭、生理的に厭。そのような漠然としたものが付きまとい、読了後は入浴して身を清めたくなる。本当に「厭な小説」。
読了日:11月11日 著者:京極 夏彦
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■21 twenty one
読了日:11月16日 著者:小路 幸也
http://book.akahoshitakuya.com/b/4344015290

■コッペリア (講談社文庫)
読了日:11月19日 著者:加納 朋子
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062754452

■水の時計 (角川文庫)
読了日:11月23日 著者:初野 晴
http://book.akahoshitakuya.com/b/4048793012

■きみはポラリス
読了日:11月25日 著者:三浦 しをん
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■わたしとトムおじさん
読了日:11月26日 著者:小路 幸也
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■クリスマス・カロル (新潮文庫)
読了日:11月30日 著者:ディケンズ
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■デセプション・ポイント〈上〉 (角川文庫)
読了日:12月03日 著者:ダン ブラウン
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■デセプション・ポイント〈下〉 (角川文庫)
読了日:12月05日 著者:ダン ブラウン
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■ちんぷんかん (新潮文庫)
読了日:12月08日 著者:畠中 恵
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■プリンセス・トヨトミ
読了日:12月11日 著者:万城目 学
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■名前探しの放課後(上)
読了日:12月14日 著者:辻村 深月
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■名前探しの放課後(下)
読了日:12月16日 著者:辻村 深月
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■シンデレラ・ティース (光文社文庫 さ 24-1)
読了日:12月19日 著者:坂木 司
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■長い家の殺人 (講談社文庫)
読了日:12月20日 著者:歌野 晶午
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■桜姫 (角川文庫 こ 19-2)
読了日:12月22日 著者:近藤 史恵
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■クリスマス・プレゼント (文春文庫)
読了日:12月31日 著者:ジェフリー ディーヴァー
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バニラ

わたしも先ほど編集してきました。
雛鳥さんのお陰で 本の整理がついてとっても助かっています♪
by バニラ (2010-02-03 00:07) 

pistacci

雛鳥さんは読書家ですね。
わたしも登録してみました。
by pistacci (2010-02-03 21:13) 

雛鳥

バニラさま
nice!&コメント、ありがとうございます!
過去に読んだ本は私も忘れがちなので、
メモ代わりにできるのが良いですね。
感想も書ければ良いのですが、如何せん時間がなくて…。

pistacciさま
nice!&コメント、ありがとうございます!
ご利用開始されたのですね!
読書家とおっしゃっていただけるのは光栄ですが、
然程読んでいないのですよ。
今年はもう少し多く読めたらいいなあと思っています。
by 雛鳥 (2010-02-08 00:33) 

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